STRATEGIST
集大成11人の古典戦略
戦略の達人たち
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戦略の達人たち
シリーズでとりあげた古今東西の10人の戦略家たち。世界最古の兵法書・孫子。西洋の戦略の大家・クラウゼヴィッツ。究極に楽して勝つ戦略・リデル・ハート。海洋戦略の父・マハン。謀略の天才・毛沢東。君主論のマキャベリ。空の戦略の創始者・ミッチェル&ドゥーエ。日本の戦略家・石原莞爾と佐藤鐵太郎。この講座では彼らの戦略論を比較して見ていくことで、彼らに共通することは何か?戦略の本質とは何なのか?また、並べて違いを比較することで、それぞれの戦略をより浮き彫りにし理解しやすいようにしていきます。『新・戦略論大系シリーズ』の集大成講座です。
この講座から学べること
時代を代表する古典戦略の大家を各シリーズで学んだ上で、集大成にあたる本講座を学ぶことで、あなたの戦略思考の基礎が完成することでしょう。全戦略家に共通することは何か?を知れば、戦略の本質がわかりますし、戦略家によって異なるポイントを知れば、応用するポイントがわかるようになります。複合的な視点で古典戦略に触れることで、あなたの戦略思考もより高度に磨かれていくことでしょう。もちろん、これで完了!というものではありません。しかし、表面的な戦略ノウハウやその手の本を読む何倍もの本質的な知識が身につき、本当の意味での戦略的なものの考え方ができるようになります。謀略の世界史や世界情勢、世界の表も裏も知り尽くす講師の藤井先生が、戦略思考の全てを伝授します。ぜひ、一生使える武器を手に入れて下さい。
3つのポイント
- 1 1万5千年で培われた「戦略の集大成」
- 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とも言いますが、1万5千年以上にわたる戦争史では、勝利を収めた人、成功を勝ち取った人たちの思考の集大成が時の流れのなかで多くの人たちに研究され、実行され、さらに磨かれて結晶化されてきました。「古典」というとホコリを被った、今には役に立たない過去の遺物にしかみえないかもしれませんが、"現代に通用する内容だからこそ今まで読み継がれて残っている"と藤井先生は話します。10人の戦略家それぞれの教えを比較しながら、国家戦略・企業戦略から家族や個人の人生戦略など、身近な例にひきつけて理解していくことで、理解が深まるだけでなく、実践として使える「知性」として人類の叡智をインストールすることができるでしょう。
- 2 世界の動きの「一歩先」
- 各国の戦略の基礎となっている「古典戦略」を知ることで、世間騒がせな隣国中国はもちろん、アメリカ、イギリスなどのヨーロッパなど… ニュースに出てくる各国の軍事行動、外交、経済政策など、今までは理由も意味もわからなかった行動の真意がわかる。と藤井先生は話します。
"例えば、米中対決というのは、毛沢東連合軍とクラウゼヴィッツ、マハン、リデル・ハート連合軍の戦いみたいなところがあります。なので、その国家の基盤となる古典戦略を勉強しておくと、「ああ、アメリカの打っている手はこうだな」「何でQuad(クアッド)なんだ」「何でオーストラリアとイギリスとアメリカが新しく組んで、オーストラリアが原子力潜水艦を作るのか?」というのが、大体分かるようになります...."さらには、敵国である中国は、同盟国であるアメリカは、次どう動くのか?今目の前で起きていることの一歩先まで世界の動きを描くこともできるようになるでしょう…
- 3 日本を守り、繁栄させていく戦略
- "取り上げた戦略家たちには2つ共通点があります。1つ目は、自国を良くしたい、国民を守りたいと思う愛国心。そして同時にそれに対して、今までやってきたようなやり方ではなく、常に創造的で、柔軟な、まさに臨機応変な発想で、その目的をどうやって達成するのかを一生懸命考えて実践したということです。"と藤井先生は言います。
・国内で非難の声が上がる中、既存の枠組みを革新、自国を世界の強国へと 押し上げたもの
・軍隊がなく常に他国からの侵略という脅威に晒された自国を守る方法を模索したもの
・軍事では敵わない強国に間接的な非軍事戦略を駆使して勝利を勝ち取ったもの...
どんな国難にも諦めなかった戦略家たちの軌跡を知ることで、どうすれば今の日本はどうチャイナの脅威を退け、経済の発展を取り戻せるのか?子や孫世代に明るい未来を残せるのか?そのヒントを得ることができるでしょう。
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[序章] 藤井厳喜からのメッセージ
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[第1章] 古今東西の思想家 :10人の戦略家たち(上)
- 「武士道vs孫子の兵法」なぜ、日本はチャイナに勝てないのか
- 「サプライズこそ戦略?」最古の戦略家・孫氏が説いた“戦いの本質”
- 「サムライの盲点」日本の強者が、世界では弱者に変わるわけ
- 「孫子の奥の手」最終章・第13章に書かれた“用間篇”の教えとは
- 「敗者が逆転した戦略」vs.ナポレオン、勝者を破った“戦いのツボ”とは
- 「戦争とはなにか?」殺しではない。クラウゼヴィッツが掲げた本質
- 「敗北サインの見極め方」大勝利には注意?見るべき2つのポイントとは
- 「日米戦争と戦略の失敗」連戦連勝だったのになぜ?日本敗戦を招いた選択
- 「東芝、没落のわけ」世界第3位の技術力がなぜ?強者“必敗”の典型パターン
- 「撹乱・麻痺・戦禍」東西2大戦略家のハイブリッド、3つのキーワード
- 「核が変えた戦争形態」水面下に移った戦い...21世紀の新ルール
- 「戦闘なしで台湾占領」軍艦も戦車もいらない、チャイナの侵略計画
- 「米中の新しい戦場」ミサイルの矛先...全兵器を無効にする“宇宙の弱点”
- 「戦争なくして平和はない?」人類史から戦争が絶対消えないわけ
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[第2章] 古今東西の思想家 :10人の戦略家たち(下)
- 「ゼロ戦の栄光と悲劇」世界No.1の技術がたった4年で抜かれたわけ
- 「米国が盗んだ日本の戦略」世界初!攻守兼備の"空母機動部隊"とは
- 「次の戦場はどこ?」陸・海・空の次...米中露が乗り出す新ステージ
- 「7つの国を支配した男」なぜ始皇帝は戦国の乱世を平定できた?
- 「日本がノーベル賞を取れなくなる日」今の表彰は過去の遺産?凋落のわけ
- 「技術立国・日本のDNA」素質は十分!世界に誇った製造技術の取り戻し方
- 「中国人が敬愛する"虐殺者"」1億人の同胞を殺し、国を統一した男
- 「権力を掌握する戦略」悪用厳禁!組織を乗っ取るファーストステップ
- 「1億円の命を0円に...」アメリカにはできない、チャイナ式"究極の人海戦"
- 「満州国を作った男」昭和の天才戦略家・石原莞爾の栄光と悲劇
- 「世界最終戦争論」日米決戦が最後?石原が掲げた平和30年構想
- 「日本軍が無視した2つの警告」従えば勝てた?対米戦敗北が決まった日
- 「米中戦争を読み解く4つの戦略」ニュースの"なぜ"がなくなるポイントとは
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[第3章] 「戦略」はどこまで万能か?
- 「暴力vs.知力」古代ギリシャから変わらない2つの戦略パターン
- 「中世ヨーロッパのベストセラー」こぞってよまれた反・騎士道の戦略書とは
- 「日露戦争と第3国」日本だけでは勝てなかった?勝利を支えた"情報国家"
- 「なぜベトナムは勝てたのか?」軍事力はいらない戦略、弱小国家の必殺技
- 「性別も戦略の一種?」アメリカの民主・共和両党を抱きこむ台湾の戦略
- 「対中ボディーガード戦略」欧米は雇われ兵?強国がこぞって台湾を守るわけ
- 「賢者」が陥る戦略のワナ:学ぶほどに広がる"盲点"に注意!藤井厳喜の警告
- 「策に溺れた戦前日本」戦いの基本中の基本を忘れたミッドウェー海戦の教訓
- 「趣味で広がる戦略選択」盆栽、ゴルフも使い方次第?大久保利通式・出世術
- 「“危機”とリスクは何が違う?」みんなが知らない3つの相違点
- 「想定外を"想定内"に変える方法」セコムも認めた藤井厳喜の"危機マニュアル"
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[第4章] 台湾独立の戦略
- 「第二次世界大戦と中国分断」蒋介石vs.毛沢東を操った英米の画策
- 「ソ連の"後継国家"」社会主義を大敗から甦らせたひとりの男
- 「アジアの先祖は台湾人?」DNA研究が明かした新しい人類史
- 「台湾が占領された日」中国内戦の負け犬・蒋介石がねじ曲げた真実とは
- 「李登輝と愛弟子たち」台湾発展を可能にした"日本発"の人材教育とは
- 「カーター政権の密約」アメリカ-台湾のきれない絆を作った裏約束とは
- 「米中戦"最大の関ヶ原"」なぜ小国台湾が世界の命運を握ってるのか?
- 「中国が米台に負ける日」事実上の台湾独立が"ほぼ実現"と言えるわけ
- 「台湾"120年の奇跡"」マラリア蔓延の未開拓地を先進国にした日本の功績
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[第5章] <応用>日常に生かせる戦略の知恵
- 「学んだ戦略は全て忘れろ」戦略論シリーズを終えて、藤井厳喜が伝えたいこと
- 「マキャベリ式・Ifの思考法」過去から学ぶ人、学べない人の違いとは
- 「9条改正の戦略」実現まで3ステップ?政治家がいますぐやるべき施策とは
- 「男と女の戦略論」マキャベリ?孫子?それぞれ得意な戦い方とは
- 「戦略論シリーズ誕生秘話」"日本人のために..."講座を作った2つの理由
- 「藤井厳喜の失敗談」戦略にも死角がある?気をつけるべき2つのこと
- 「藤井厳喜の人生論」絶対に後悔のない選択、天職の見つけ方とは
- 「戦略家10人の共通点」国、時代を超えても変わらない2つの本質とは
- 「独自戦略はどう考える?」クリエイティビティを手に入れる一番の近道
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[第6章] 日本最古の戦略書:闘戦経
- 「千年越しの"秘伝の書"」全53章に込められた日本の戦略:"闘戦経"とは
- 「孫子はただの臆病者?」中国思想を一刀両断、示された"ホントの武士道"
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[終章]